この度の地震で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
令和6年8月8日午後4時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生、宮崎県南部で震度6弱、九州南部を中心に震度5強を観測しました。過去1400年間に南海トラフでは約100~200年の間隔で大地震が発生しており、近年では、昭和東南海地震(1944年)、昭和南海地震(1946年)がこれに当たります。これらの地震が起きてから70年以上が経過しており、南海トラフ地震の想定震源域では、マグニチュード8から9の巨大地震が今後30年以内に「70%から80%」の極めて高い確率で発生すると予測されています。有識者による評価検討会は、今回の地震はプレート境界の一部が割れたと断定、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると評価しました。
この結果を受けて気象庁は、甚大な被害が予想される南海トラフ地震の発生可能性が相対的に高まっているとして、8日、初の「臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。地震の発生を正確に予測することは絶対に不可能です。根拠のない“地震予知情報”などのデマ情報に惑わされることなく、気象庁および市町村から発出される情報を参考に、冷静に備えを確認してください。
また、発災時には加盟員は自らの安全を確保し、スカウティングスピリッツの発露として、活動を通じて培ってきた様々な能力を地域社会における共助に発揮してください。
2024年8月9日
危機管理委員会 災害対応タスクチーム
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